形埜小学校では前年度にも5年生を対象に木の駅体験を実施しており、校長先生からぜひ今年もやりたいというリクエストをいただいて実施する運びとなりました。
開会式では森が荒れている現状や間伐の必要性、森の持つ働きについてお話をしました。ちょうど台風16号が通過した翌日なので、森が洪水や土砂災害から私たちの暮らしを守ってくれることが実感を持って伝わったのではないかと思います。
準備運動を終えたらさっそく2班に分かれて間伐を行いました。手ノコギリを使って受け口・追い口を作っていきます。受け口の斜め切りにみんな苦戦していました。交代しながらチームワークで伐っていきます。頑張れ!
追い口を入れ終えたら、ロープと滑車を使ってみんなで引っ張って倒します。少し他の木にかかってしまいましたが、みんなで協力して安全に倒すことができました。
間伐をした場所から見上げると、木が立っていた場所から空がぽっかり見えました。間伐をして森の中に光を入れるということの意味がよく分かりますね。
続いては搬出です。ロープと滑車、スキッドコーンをうまく使い、少ない力でも効率よく運べるように準備しました。こちらも力を合わせてどんどん運び出しました。
道沿いまで運び出したら、軽トラに積み込みます。結構太い材もあるので気を付けて!
土場まで運んだら、今度は検尺します。一本一本末口の直径を測り、出荷伝票に記録していきます。木の駅の出荷者が実際にやっているのと全く同じ流れです。
お昼ごはんを挟んで、午後からは出荷した木材がいくらになるのかを計算します。直径と長さから体積を計算し、重量に換算してすべての丸太の金額を計算しました。
結果は2027円!森の健康券2枚分です。近いうちに学校の側にあるお店に買い物にいくそうです。
最後の質問コーナーでは、人工林にはどんな種類の木があるのか、天然林と人工林はどちらが良いのか、なぜ人工林をたくさん増やしたのかなど、とても鋭い質問がたくさん出てびっくりしました。
感想としては、木を伐ること自体が初めての子が多く、のこぎりで伐る大変さが強く印象に残ったようです。それでも倒れたときの達成感や思ったより高く売れることが嬉しかったそうで、またおじいちゃんと一緒に木を伐ってみたいという子もいました。
ぜひこれをきっかけに毎日目にする森の環境に目を向けて、どうすれば地域の森を健康にしていくことが出来るのか考えていってもらえると嬉しいです!
形埜小学校の皆さま、伐採指導にご協力いただいた水守森支援隊の皆さま、ありがとうございました!
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