2016年9月21日水曜日

形埜小学校で木の駅体験を実施!

平成28年9月21日(火)、形埜小学校5年生10名を対象に木の駅体験を実施しました。木の駅体験では間伐し、木材を搬出し、土場に出荷し、森の健康券をもらうという木の駅の一連の流れを実際に体験します。


 形埜小学校では前年度にも5年生を対象に木の駅体験を実施しており、校長先生からぜひ今年もやりたいというリクエストをいただいて実施する運びとなりました。


開会式では森が荒れている現状や間伐の必要性、森の持つ働きについてお話をしました。ちょうど台風16号が通過した翌日なので、森が洪水や土砂災害から私たちの暮らしを守ってくれることが実感を持って伝わったのではないかと思います。


準備運動を終えたらさっそく2班に分かれて間伐を行いました。手ノコギリを使って受け口・追い口を作っていきます。受け口の斜め切りにみんな苦戦していました。交代しながらチームワークで伐っていきます。頑張れ!


追い口を入れ終えたら、ロープと滑車を使ってみんなで引っ張って倒します。少し他の木にかかってしまいましたが、みんなで協力して安全に倒すことができました。


間伐をした場所から見上げると、木が立っていた場所から空がぽっかり見えました。間伐をして森の中に光を入れるということの意味がよく分かりますね。

続いては搬出です。ロープと滑車、スキッドコーンをうまく使い、少ない力でも効率よく運べるように準備しました。こちらも力を合わせてどんどん運び出しました。


道沿いまで運び出したら、軽トラに積み込みます。結構太い材もあるので気を付けて!


土場まで運んだら、今度は検尺します。一本一本末口の直径を測り、出荷伝票に記録していきます。木の駅の出荷者が実際にやっているのと全く同じ流れです。


お昼ごはんを挟んで、午後からは出荷した木材がいくらになるのかを計算します。直径と長さから体積を計算し、重量に換算してすべての丸太の金額を計算しました。

結果は2027円!森の健康券2枚分です。近いうちに学校の側にあるお店に買い物にいくそうです。


最後の質問コーナーでは、人工林にはどんな種類の木があるのか、天然林と人工林はどちらが良いのか、なぜ人工林をたくさん増やしたのかなど、とても鋭い質問がたくさん出てびっくりしました。

感想としては、木を伐ること自体が初めての子が多く、のこぎりで伐る大変さが強く印象に残ったようです。それでも倒れたときの達成感や思ったより高く売れることが嬉しかったそうで、またおじいちゃんと一緒に木を伐ってみたいという子もいました。

ぜひこれをきっかけに毎日目にする森の環境に目を向けて、どうすれば地域の森を健康にしていくことが出来るのか考えていってもらえると嬉しいです!

形埜小学校の皆さま、伐採指導にご協力いただいた水守森支援隊の皆さま、ありがとうございました!

2016年9月6日火曜日

間伐こもれび会が額田の保育園に木製つみきを寄贈!

間伐こもれび会は安城を拠点に活動する森林ボランティア団体です。額田木の駅の出荷者になっており、毎週のように額田の山まで来ては間伐の遅れた森林の手入れを行ってくれています。

額田ヒノキのつみき
9月2日、間伐こもれび会のメンバーが額田の木をつみきに加工し、額田の豊富保育園に寄贈を行いました。その数何と3000個!額田木の駅のメンバーも関係者として参加させていただきました。

つみきを広げるとヒノキの良い香り!
つみきが箱から出されると子どもたちは大喜びで塔や家などを作りはじめました。

子どもたちの創造力にはびっくり
一つ一つ丁寧に面取りされたつみき、制作にはとんでもない労力がかかっていることが想像できます。子どもたちに木の良さを伝えようとする情熱には頭が下がります。


このつみき、なんと豊富保育園だけでなく額田地域内のすべての保育園に順次寄贈が行われることになっています。ちょっとでも木が好きな子どもたちが増えてくれることを期待します!

翌日中日新聞でも紹介されていました
間伐こもれび会の皆様、ありがとうございました。今後とも額田の森林再生のためにご協力よろしくお願いします。





2016年9月3日土曜日

ウッドデザインパークで定例会&H28年度前期まとめ

平成28年9月1日(木)、毎月定例の木の駅実行委員会を岡崎市鍛埜町に新たにオープンするウッドデザインパークにて開催しました。

シンボルのツリーハウス
ウッドデザインパークは名古屋に本社を置くリフォーム会社・ニッカホームが運営する施設です。ニッカホームはウッドタイルという杉材をタイル状に加工した内装材を新たに開発しました。

もともとは料亭だった建物をリノベーションしており、ウッドタイルのショールームも兼ねた交流拠点として10月頃にオープンする予定です。

今回は特別編としてウッドデザインパークの見学会を兼ねて定例会を実施しました。ニッカホームの方は地域と一体となって施設を盛り上げていきたいとのことで、今後の展開に期待をしています。

木質内装材「ウッドタイル」の展示
定例会の様子
定例会の中では10月以降に使用する森の健康券のデザインの選定も行いました。豊富小学校の子どもたちが書いてくれたイラストに各自投票を行い、一番人気だったものをデザインとして採用します。どんなものが出来上がるか、お楽しみに!

森の健康券後期デザインの投票
そして平成28年前期(4月~8月)の出荷状況は以下の通りです。

●合計出荷量:823トン

●森の健康券:4674枚発券(467万円相当)

次回の定例会は通常通り、10月6日(木)18時半よりぬかた会館にて行います。